今、アフリカとゆう国に興味がある。そんな単純な理由で映画「ナイロビの蜂」を観に行った。
しかも最終日も近くギリギリで

ナイロビに滞在するイギリスの書記官ジャスティンの元に妻テッサの訃報が届く。
二日ほど前に空港で見送った妻の姿。
「行ってくるわ!」「じゃ2日後に」これが夫婦最後の会話に・・・
テッサに同行した黒人医師は依然行方不明、妻の葬儀を済ませ自宅へ戻ると妻の書類、パソコン類は当局に押収されていた。それまでHIVに苦しむスラムの患者たちのために積極的な活動を行い、時には夫ジャスティンの政治的な立場さえ危うくしてしまうような激しい意見を物怖じせず周囲の人々に問いていたテッサ。
そんな彼女のすることにジャスティンは何一つ不満を言わず、しかし周囲との間に出来るだけ波風がたたないよう事なかれ主義を貫き、趣味の庭いじり(Gardener)に逃げていた。
テッサは自分の知らないところで何をしていたのか、彼女の身に一体何が起きたのか。
やがでジャスティンは初めて自発的に事件の解明に乗り出していく

監督はこの映画についてこう語ってる
「これは製薬会社の悪徳をめぐるストーリー。僕の祖国、ブラジルでも大問題なんだ。ブラジルではエイズなどのジェネリック医薬品を生産しているんだが、保健相が国民のために安く医薬品を生産しようとしているのに、アメリカはそれを阻止しようと圧力をかけている。貿易に関しても言えることだが、世界の規律は第一世界が自分の利益を守るために作られていて、第三世界には不利であり犠牲を強いるものなんだよ。第一世界が第三世界を食い物にしている状況は、ひどいものだ。だからこの映画は僕にとって、製薬会社を困らせてやるいいチャンス。個人的な報復だよ(笑)。」
●アフリカには殺人はない。悲しい死があるだけ●
●いくら新薬の実験で死亡者がでたところで、この国の死亡率からしたら誰も不審がらない。彼らの命は軽い●
命って重さに差があるの?
ないよ、そんなの


見終わった今、重苦しい気持ちでいっぱい。
アフリカの美しい自然とその裏側にある「壮絶で過酷な現実」と、グローバル化の実態を、たっぷりと、痛いほど見せつけられた、ホント。
ジャスティンは、旅の終わりに、やっと妻を理解し、彼女の元へ旅立った・・・・

「君の秘密が分かったよ。君の事が理解出来た。家に帰るよ、君の元へ・・・」
